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『季節性うつ病』と、その対策方法について

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『季節性うつ病』と、その対策方法について

 いよいよ9月も後半になり、朝晩が過ごしやすい季節となりました。
 夏が終わり、秋から冬に季節が変わる頃になると、「うつの症状がでやすい傾向にある」というのを、ご存知でしょうか?

 このような季節変動によって発症するうつ病を「季節性うつ病」といいますが、
発症する原因は、日照時間がだんだん短くなることによって、脳内の神経伝達物質のひとつである「セロトニン」の量が不足するからと言われています。

 では、どうしたら季節性うつ病を克服できるでしょうか?

うつ病対策その1

 日照時間が短くなると、脳内の「セロトニン」の量が不足すると言われていますが、
そのセロトニンの量を正常にするために大事なことは、『朝日を浴びる』ことです。

 朝日を浴びることで、セロトニンが分泌され、体内時計のリズムも調整されます。
 すると、睡眠のリズム、生活のリズムのバランスもよくなり、うつ病の予防にもつながります。

 真夏と比べて、これからの時期は寝やすくなるため、ついつい過眠になりがちですが、朝日を浴びるために、早起きをし、カーテンを開けると同時に、窓もほんの4~5分でもよいので開けてみてください。

 窓を開けて外から新鮮な空気を取り入れることによって、寝ている間に部屋の中に滞った『気(エネルギー)』が入れ変わります。

 部屋の空気感、すなわち部屋のエネルギー状態が変わると、それが心の状態にも影響しています。
 ほんの少し空気を入れ替えるだけで、朝から新鮮な気分が味わえることを実感できるでしょう。
 
 気(エネルギー)というのは、目には見えませんが、なんとなく感覚として変わったなということが、わかっていただけると思います。

うつ病対策その2

 そして最も大切なことは、
『毎朝起きたら、今日も生きているということに感謝』をしましょう。

 夜になると眠り、朝になると目が覚めるのは当たり前じゃないかと思われがちですが、けっして、それが当たり前ではありません。特に、若くて健康な方には、なかなか実感されにくいことですが、すべての人間には、100%必ず「死」は訪れ、しかも、その訪れる時がいつなのかということは誰にもわかりません。
 ですから次の日も、その次の日も、ちゃんと目が覚めて生きているというのは当然なことではありません。
 毎朝変わらずちゃんと目覚めて、生きているということは本当に素晴らしいことなのです。
このことに感謝ができると、人生観がゴロっと変わり、自分の悩んでいたことも、とてもちっぽけなことのように思えるくらいに、考え方が激変し、心が変わることで、体の状態も変化することでしょう。

 何年も前のお話になりますが、
末期癌で余命数ヶ月を宣告された方が「毎夜このまま永遠の眠りにつくのではないかと考えてしまい、目を閉じて夜眠ることが怖いんです。でも朝になって目が覚めて、呼吸をしている自分がいると、私は今日もちゃんと生きている。生きていることがありがたいんだなと感謝の気持ちが湧き起こってくるんです」と仰られたことがありました。

 この言葉が私の心にずっと深く突き刺さり、その後の自分の考え方や価値観を大きく変え、心理カウンセラーの道に進むきっかけとなったことは、今でもよく覚えています。

「今この瞬間に生きている」こと自体が、素晴らしいことで、ありがたいことなのです。

毎日朝起きた時に、「今日も私は生きていて、朝を迎えられた」ということが実感としてわかり、「生」に感謝ができるようになってくると、怒りや不安、心配などネガティブな気持ち・感情は、だんだんなくなり、前向きに物を考えられるようになってきます。
 
 たとえ人生において、苦しいことや辛いことが起ころうとも、「今、生きていることが素晴らしい。自分には、こんなことくらい乗り越えてゆけるんだ」という積極的な気持ちになり、力が湧き起こり、実現につながります。
 
 なぜなら、前向きに物事が考えられるようになってくると、それに伴って行動も変化するので、現実も自然と変わってくるからです。

うつから解放され、毎日を幸せな生活にするための秘訣が、ここにあります。

昨日よりも今日、今日よりも明日と少しずつでもいいので、心を前進し、行動もする。

季節性のうつでお悩みの方、今日からぜひ試してみてください。「逆境」を「順境」に変えることは、誰にでも簡単にできますよ。

さらに詳しく知りたい方は下記までお問い合わせ下さい。

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